SNSに蔓延る《個人間融資》 小6女児も詐欺被害に…
SNSで個人間の融資を謳った詐欺が横行しており、警視庁・金融庁が警戒を強めると共に注意を呼びかけている。
特に10代〜20代の若者が被害にあっており、先日は19才(無職)の少女が詐欺容疑で逮捕される事態にまで発展した…
目次
Twitterに出回る怪しい投稿
200万円余りを詐取した詐欺の手口
19才少女が逮捕 被害総額200万円
金融庁の対策により詐欺が減少?
まとめ
Twitterに出回る怪しい投稿
インターネット交流サイト(SNS)を通じて、
顔の見えない相手と金の貸し借りをする『個人間融資』。
特にTwitter上では、
「10億円の現金をプレゼントします!」
「融資始めました!お困りの方お助けします。」
と言った見るからに怪しい投稿が散見される。
さらに有名人のTwitterアカウントが
乗っ取り被害にあったり、
成りすましによる被害が出ていたり、
Twitterによる問題は頻繁に世間を賑わしている。
そんな中、最近になって新たに被害が
急増しているのが『個人間融資』を謳った詐欺。
その手口を知り、詐欺被害に
あわないようにしておく必要がありそうだ。
200万円余りを詐取した詐欺の手口
詐欺師たちは、Twitter上で
「融資を始めました!
お困りの方お助けします。」
と言った投稿でお金を
借りたい人たちを募る。
その投稿を見て融資の希望を
DM等で送ってしまうと、詐欺師たちは
「まずは保証金として14,000円を支払ってください」
「保証金の振り込みを確認したら融資額をお振込します」
と、保証金名目でお金を振り込ませる。
もうお分かりだと思うが、
保証金を支払ったあとは連絡がとれなくなり、
14,000円を損しただけになってしまうという流れだ。
融資の希望者からすると、
お金が借りられると思っていたのに
自分が損をしてしまう状況になる。
国民生活センターによると、
「保証金を支払った後に連絡が取れなくなった」
「高額な利息の支払いを求められた」
と言った相談の他、
性的関係を要求された
ケースもあったという。
19才少女が逮捕 被害総額200万円
警視庁は2019年12月、
Twitter上で融資希望者を募り、
連絡してきた千葉県の女性(20)から
保証金名目で14,000円をだまし取ったとして
無職の少女(19)を詐欺容疑で逮捕した。
警視庁によると少女は
「同じような方法で詐欺に遭い、
お金を取り返すためにやった」
などと供述しているようだ。
30都道府県の115人から
合計200万円余りを
詐取したとみられている。
このうち、詐欺が特定された
70人の8割が
10代〜20代の若者で、
小学6年生の女児(12)も含まれていた。
金融庁の対策により詐欺が減少?
こうした一連の事態を受け、
金融庁は11月、
ツイッターの公式アカウントで
無登録で個人間融資をしてるとみられるツイートなどに対し
賃金業法に抵触する恐れがあるという趣旨の返信を始めた。
これまで40件ほどに返信し、
投稿やアカウント削除に
結びついた例もあるという。
国民生活センターの担当者は
「SNSを通じて知らない相手から借り入れをすることは絶対にやめてほしい」
と注意を呼びかけている。
まとめ
お金がなくて困窮しても、
SNSに蔓延している怪しい投稿には
絶対に近づかないことが賢明ですね。
詐欺師たちは、本当に困っていて
どうにかしたいと強く思っている人の
心の隙間をついてきます。
もし個人間融資の誘いがきたら、
まず相手に金融庁への登録を
してるかどうかを聞きましょう。
また、そのような被害にあったら
隠さず警察や国民生活センターに
相談することをオススメします。
Comments